las barcas 音楽とアートの旅を。

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琉球アジア文化スタッフセミナー:山城知佳子の映像を読む-山城知佳子さんを迎えて沖縄のアートと思想を考える-

2014.11.18

11月20日に、琉球大学で、新城郁夫と山城知佳子がトークイベントを行います。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

 

11月20日 琉球大学50周年会館1階多目的ホール 午後6時から7時30分

第35回 琉球アジア文化スタッフセミナー 新城 郁夫(琉球アジア文化)

山城知佳子の映像を読む-山城知佳子さんを迎えて沖縄のアートと思想を考える-

 

戦後沖縄の文学と思想を考えるうえで、身体とりわけ女性の身体は、重要なテーマである。
しかし、これまでの多くの研究・批評においては、身体とりわけ女性の身体は、ジェンダー規範の枠組みのなかでのみとらえられる傾向が強かった。
しかも、身体論的思考と政治的想像力は、不幸な形で分離されてきたように思われる。
山城知佳子氏の映像作品の可能性は、こうした思考の枠組みに亀裂を入れ、身体と政治とが交差する地点で、ジェンダー秩序や記憶の継承、あるいは共生への模索を、新しい生=性の様式化において侵犯的に開示する点にある。
今回のセミナーでは、山城知佳子さんご本人をお招きして対論し、映像に触れ 映像に触れられつ つ、山城知佳子氏のアート(『沈む声、紅い息』2009年、『コロスの 唄』2010年、『黙認のからだ』2012年、『肉屋の女』2012-2013年など)の持つ思想的可能性を探っていきたいと思う。

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