【お礼とご報告】『これからの写真』展(愛知県美術館)における鷹野隆大氏作品に対する愛知県警による不当介入への抗議声明・賛同署名へのお礼と取り急ぎのご報告
2014.08.18
『これからの写真』展(愛知県美術館)における鷹野隆大氏作品に対する愛知県警による不当介入への抗議声明・賛同署名へのお礼と取り急ぎのご報告
今回、愛知県美術館で開催中の「これからの写真」展における鷹野隆大さんの展示作品への愛知県警の不当介入に対する抗議声明に賛同署名いただいた方々、そして関心を寄せていただいたみなさんに深く感謝申し上げます。
このお礼のご報告をもって、抗議声明への賛同署名活動をいちおう締めることにします。
この抗議声明プロジェクトへの賛同署名を、雑誌「ラスバルカス Las Barcas」も全面的に協力し、ホームページで募りました。短期間にも関わらず、90人を超す方々の声が寄せられました。もし差支えないようでしたら、同じプロジェクト抗議声明ということで、メンバーの一人である新城郁夫のメールアドレス宛にて賛同署名人となっていただいた方たちのお名前と肩書(いずれも非公開を希望された方のお名前と肩書きはもちろん伏せて)とあわせて、あらためて、このページで公開したいと思います。
むろんのこと、名簿が作成されましたら、すみやかに、愛知県警本部長さん宛に抗議声明文とともにお送りします。
今回の件で明らかになったのは、あやふやで不正確な「匿名の通報」をもとに、警察が恣意的にその権力を乱用し、表現の自由を侵害するこの国のあり方そのものです。
こうした流れは今や全体化していて、手のつけられないほどの惨状を呈していると感じられます。
では、どうしたら良いのか。
一人では、それこそ手も足も出ないと、ついつい無力感にとらわれがちです。ですが、誰かと共に声をあげられたら、あるいは、首を横にふれたら、あるいは黙ったままでもいいから認めていないことを表現できたら、もう何かが始まっていると思います。
どうやら、ひとつひとつ、徒労と思いながらでもやっていくしかないようです、休み休みで。
今回の抗議は、その意味で、何かあったら、みんなで即座に「ノー・否」と言う動きにの一つにはなれたかと思います。一人の人や一つの出来事への不正を見過ごしてしまったら、そのとき既に無数の不正が私たち自身を貫いていく。そんなことを考え、それだけは嫌だと痛感しています。
それでは、まずは取り急ぎのご報告とお礼のみにて、失礼します。今回は、本当にありがとうございました。
2014年8月18日
『これからの写真』展(愛知県美術館)における鷹野隆大氏作品に対する愛知県警による不当介入への抗議声明プロジェクト