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鷹野隆大氏の展示への愛知県警の不当介入へ抗議と賛同の呼びかけ

2014.08.13

愛知県美術館で開催されている「これからの写真」展に展示されている鷹野隆大氏の写真作品について、

愛知県警が「わいせつ」だとして、展示内容を変更させられるという事態が起こりました。

このことにlas barcasとしても抗議し、署名を集めます。

賛同頂ける方は、下記の声明文を読んで頂き、フォームからの署名をお願い致します。

※署名は8月18日17時で締めきらせて頂きました。

ご協力頂きありがとうございます。改めて、ご報告致します。


抗議声明文

2014年8月13日

愛知県警本部長 木岡保雅殿

 

『これからの写真』展(愛知県美術館)における鷹野隆大氏作品に対する愛知県警による不当介入への抗議

 

今回、愛知県美術館で開催されている「これからの写真」展のなかの鷹野隆大氏の写真作品について、愛知県警が「わいせつ」として展示除外の圧力をかけたことは、表現の自由という基本的人権を侵害するものであり、私たちはこの事態を引き起こした愛知県警に強く抗議します。

 

展示されている男性ヌード写真に性器が写っていることを告げる「匿名の通報」をもとに不当な介入を行った愛知県警は、作品のどの点が わいせつであるかを説明する義務があります。そしてまた、わいせつとアートを弁別する指標と基準が、愛知県警においてどのように規定 されているかを明確にする説明責任があります。

 

問われているのは、問題とされた作品が、わいせつかわいせつでないかではありません。わいせつの具体的定義をも示さないまま、表現の 自由という私たちの基本的な権利を侵害し、警察が権力の乱用を行った不正こそが問題なのです。

 

愛知県警は、反省すべきです。何を反省しなければならないのでしょうか。それは、性器に囚われるあまり表現の自由を侵害する不正を恥 じることができなくなった愛知県警のあり方そのものをです。美術館をはじめとする、私たちの表現の自由が保障され実現されるべき場所 において、警察はその権力を恣意的に行使することを許されてはいません。

 

私たちは、今回の愛知県警による不当介入に強く抗議します。

 

『これからの写真』展(愛知県美術館)における鷹野隆大氏作品に対 する愛知県警による不当介入に抗議するプロジェクト

 


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