las barcas 音楽とアートの旅を。

News

根間智子写真集『Paradigm』発売!

2015.10.13

las barcasメンバーの根間智子氏が、自身初となる写真集を発売いたしました。

当サイトのお問い合わせページからも購入依頼を受け付けますが、出版元の小舟舎HPにても受付可能です。

 

paradigm

 

 

Paradigm
根間智子

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風景はそこに存在し、「私」だけが時速60キロで動いている。

右側の目線にある雑草はすごいスピードでなびくため、
海のようなさざ波にみえてくる。

その上部にみえる小さな鉄塔はある一点を超えなければ、
ほとんど動かずにそこにある。

普段みえている風景が、なにか奇妙な時空とともに出現したように思えたのです。

-根間智子 (las barcas別冊p44より)

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沖縄在住の美術家根間智子が、生活の中で撮影した沖縄の風景を、時間や空間の概念を超えて映し出す渾身の一冊です。

私たちが見ている風景とは何か、そもそも見えることとは何かを、
根間自身が問いながら撮影。

写真を見る人の視覚を惑わせ、深い思考を呼び起こし、
永続的な問いを根間の写真は提示します。

 

Books info

Paradigm 根間智子 ISBN978-4-908160-02-8 C0072
金額 3500円+税
サイズ、ページ 148×225mm 74ページ
発行日 2015年6月23日
部数 限定700部
装丁 サイトヲヒデユキ
寄稿 新城郁夫
翻訳 クリストフ・トゥニ

「OKINAWA Landscape」山城司雄・宮里秀和・根間智子・児玉美咲

2015.05.25

5月26日(火)ー31日(日)まで、las barcasメンバーの根間智子が東京谷中にあるギャラリーTEN/てんで開催されるグループ展に参加します。
東京で根間氏の作品が見られる貴重な機会です。ぜひ足をお運びください!
現在、根間智子写真集を目下制作中で、6月下旬ごろ発行予定です!!決定しましたらお知らせいたします!

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5月26日(火)ー31日(日)  「OKINAWA Landscape」山城司雄・宮里秀和・根間智子・児玉美咲
沖縄生まれ、沖縄県立芸術大学出身、沖縄在住作家4人による展示です。

ギャラリーTEN/てん HP
〒110-0001 東京都台東区谷中2-4-2
Tel&Fax: 03-3821-1490

ドキュメンタリー千波万波@沖大ミニシアター

2015.03.12

3/14(土)に、『ドキュメンタリー千波万波@沖縄大学ミニシアターVol.1』が沖縄大学で開催され、las barcasメンバーの濱治佳がトークを行います。

お誘い合わせの上、ぜひ足をお運びください。

 

2015年3月14日(土)
①「我々のものではない世界」(2013年グランプリ作品)

14:15 *上映後トーク有 若林千代(沖縄大学)×濱治佳(YIDFF事務局)
18:50

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マハディ・フレフェル監督作品/パレスチナ
北欧に移住したパレスティナ難民の監督が、かつて住んだレバノン南部のパレスティナ難民キャンプに里帰りするたびに撮影した映像と、父の残したホームビデオなどを織り交ぜ、家族や友の歴史、難民キャンプの変貌を、素直な語り口ですくい上げる。パレスティナの置かれている悲劇的な状況が、当事者でもなく、完全な第三者でもない視点から紡がれていく。タイトルは1972年に暗殺されたパレスティナ人作家、ガッサン・カナファーニーの小説名からとられている。
http://www.yidff.jp/2013/cat013/13c029.html

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②「アメリカ通り」(2009年小川紳介賞)

12:30
16:35 *上映後トーク有 宮城公子(沖縄大学)

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キム・ドンリョン監督作品/韓国
米軍基地が面積の約40%を占める東豆川(トンドゥチョン)市の一角にある「アメリカ通り」。ここで40年以上働いてきた韓国人女性「K」の身体に刻まれた基地村の歴史を紐解きながら、ロシア人、フィリピン人女性たちがクラブで働き、「不法就労」の摘発・強制送還が絶えない現在を映す。米軍基地という構造的(性的)暴力と背中合わせに、彼女たちは米兵や同郷の女性たちとの生活基盤を築き、未来を自らの手で切り開き、この居場所に生を託す。
http://www.yidff.jp/2009/cat043/09c060.html

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山形国際ドキュメンタリー映画祭上映作品を中心に国内外のドキュメンタリーを選りすぐりで連続上映、はじまります!

主催    沖縄大学地域研究所・地域共創センター
ドキュメンタリー千波万波小組
協力    山形国際ドキュメンタリー映画祭
亜際書院/MATアジア現代思想計画那覇事務局
問い合わせ 沖縄大学地域研究所・地域共創センター
tel 098-832-5599

 

 

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阪田清子個展 「雪道で落とし物をしてはいけない」

2015.01.12

las barcasメンバーの阪田清子が、表参道画廊/MUSÉE Fで2015年1月19日(月)より個展を開催します。

企画は、同じくメンバーの岡田有美子が行っています。お近くの方はぜひご覧ください。

 

阪田清子個展『雪道で落とし物をしてはいけない』

阪田清子 個展
「雪道で落とし物をしてはいけない」

 

会期:2015年1月19日(月)~31日(土)日曜休み
会場:MUSÉE F
時間:12:00-19:00(最終日17:00まで)
企画:岡田有美子
主催:明治大学大学院理工学研究科新領域創造専攻ディジタルコンテンツ系・MUSÉE F

 

阪田清子は新潟に生まれ、沖縄県立芸術大学への進学をきっかけに沖縄を拠点に作家活動を続けています。家具や食器、テキスタイルなどの日常的な素材と石灰岩や植物などの自然物、写真によるイメージなどを組み合わせて制作される作品は、日本と沖縄との間で自身が揺れ動きながら感じる軋轢や、日々の生活の中での実感をそのイメージの出発点としています。近年は新潟と沖縄を往復しながら制作を続けており、素材に投影される光と影の肌触りが、土地の記憶と風景を想起させる作品を生み出し続けています。本展では、時間をかけて生成された塩の結晶を使った新作インスタレーション作品を発表します。

 

【阪田清子略歴】
現代美術家。主な展覧会に、「ニイガタ・クリエーション」新潟市美術館(2014/新潟)、「アジアをつなぐー境界を生きる女たち1984-2012」(2012/福岡アジア美術館/沖縄県立博物館• 美術館/栃木県立美術館/三重県立美術館巡回展)、「VOCA展」(2010/上野の森美術館)、「沖縄プリズム1872-2008」(2008/東京国立近代美術館)、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2006」(2006/新潟松之山エリア)など。

 

会場:表参道画廊/MUSÉE F
〒150-0001東京都渋谷区神宮前4-17-3 アーク・アトリウム B02
TEL/FAX:03-5775-2469
http://www.omotesando-garo.com

琉球アジア文化スタッフセミナー:山城知佳子の映像を読む-山城知佳子さんを迎えて沖縄のアートと思想を考える-

2014.11.18

11月20日に、琉球大学で、新城郁夫と山城知佳子がトークイベントを行います。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

 

11月20日 琉球大学50周年会館1階多目的ホール 午後6時から7時30分

第35回 琉球アジア文化スタッフセミナー 新城 郁夫(琉球アジア文化)

山城知佳子の映像を読む-山城知佳子さんを迎えて沖縄のアートと思想を考える-

 

戦後沖縄の文学と思想を考えるうえで、身体とりわけ女性の身体は、重要なテーマである。
しかし、これまでの多くの研究・批評においては、身体とりわけ女性の身体は、ジェンダー規範の枠組みのなかでのみとらえられる傾向が強かった。
しかも、身体論的思考と政治的想像力は、不幸な形で分離されてきたように思われる。
山城知佳子氏の映像作品の可能性は、こうした思考の枠組みに亀裂を入れ、身体と政治とが交差する地点で、ジェンダー秩序や記憶の継承、あるいは共生への模索を、新しい生=性の様式化において侵犯的に開示する点にある。
今回のセミナーでは、山城知佳子さんご本人をお招きして対論し、映像に触れ 映像に触れられつ つ、山城知佳子氏のアート(『沈む声、紅い息』2009年、『コロスの 唄』2010年、『黙認のからだ』2012年、『肉屋の女』2012-2013年など)の持つ思想的可能性を探っていきたいと思う。

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