las barcas 音楽とアートの旅を。

News

las barcas別冊完成!

2014.10.21

新刊las barcas別冊が完成致しました。
今回は、100頁超のフルカラーとなりました!

cover3

写真、小説、評論、映像と盛りだくさんの号になっています。
詳細内容と注文開始はまた改めてご案内致します。
目次のみ、公開!!

<目次>

根間 智子 「Paradigm」より
親川 哲 「櫛」
鷹野 隆大 北へ/沖縄・写真  カスババ・文
新城 郁夫 鷹野隆大「北へ/沖縄」に寄せて
岡田 有美子 キューバからグアテマラへ-その場所にいながら、亡命者として生きること
井上 間従文 時間の押し花を拡散させること-仲宗根香織の写真における「過去/未来」のイメージ-イメージ論に向けて(1)
カルチュラル・タイフーン
2014パネルトーク収録
雑誌『ラスバルカス』―「世界」と「沖縄」を横断するアートと批評
吉田 裕 方向感覚を失うことの肯定として -二〇一四年六月二八日カルチュラル・タイフーン報告
森 啓輔 las barcas in カルチュラル・タイフーン二〇一四
山城 知佳子 土の人
新城 郁夫 高嶺剛論のためのノート
高嶺 剛 変魚路
濱 治佳 ラテンアメリカの旅の光と影の狭間の夢
井上 間従文 根間智子、暗い部屋からつながる特異なかたち-イメージ論に向けて(2)
仲宗根 香織 予感の断片
阪田 清子 制作ノート 或る山についてのメモランダム

10月18,19日二夜連続・山城知佳子作品上映会

2014.10.13

las barcas編集メンバーの山城知佳子が、10月18日と19日に二夜連続で沖縄県立美術館でイベントを開催致します。
新作の舞台美術製作の画家を追ったドキュメンタリー映画と10年間の山城知佳子の作品を一挙にご覧頂ける2日間です。

2日目には、las barcasメンバーの新城郁夫、親川哲、仲宗根香織も山城知佳子と一緒にトークを致します。

新作と過去の作品を同時に見ることができる機会は滅多にないので、ぜひお越し下さい!

 

■「おもろ夜会vol,11~二夜連続~」(10/18日・19日)
【一夜】舞台美術ドキュメンタリー映画上映会&沖縄芝居公演
日程:10月18日(土)
会場:講堂
定員:200人 ※先着順
入場料:2,500円/2夜連続セット券3,000円(限定200枚)※2日間共通チケットです。
◎第一部 ドキュメンタリー映画上映会「うちなー芝居舞台の美術」
時間:18:30~19:10
◎第二部 沖縄芝居公演「愛の雨傘」※字幕あり
時間:19:20~20:20
◎第三部 トークショー
時間:20:30~21:10
出演:新城喜一(元舞台美術製作)、新城栄徳(舞台美術製作)、真久田巧(沖縄タイムス社文化事業局次長)、砂川敦志氏・山城知佳子(監督・脚本)
チケット予約・お問い合わせ:098-941-8200(代表)
主催:文化の杜共同企業体 企画:水上の人プロダクション 協力:沖縄俳優協会
■「おもろ夜会vol,11~二夜連続~」関連 【特別開催】舞台美術ワークショップ 美術館
講師:新城栄徳(舞台美術家)
時間:10:00~12:00
場所:博物館実習室
参加費:無料
対象:高校生以上(舞台美術を描いてみたい方)
参加方法:お電話にてお申込みください。098-941-8200(代表)
定員:16人 ※先着順
■「おもろ夜会vol,11~二夜連続~」(10/18日・19日)
【二夜】山城知佳子作家活動10周年記念 映像作品上映会 美術館
日程:10月19日(日)
会場:講堂
定員:各回200人 ※先着順
入場料:1,500円/2夜連続セット券3,000円(限定200枚)※2日間共通チケットです。
◎第一部 映像作品上映会
上映時間/ 一回目13:00~14:40
二回目15:00~16:40
三回目17:00~18:40
※14:40~山城知佳子、《肉屋の女》出演者:ナツコ(チームスポットジャンブル所属)、川満直哉(インプロバイザー)による舞台挨拶があります。
※各回の上映内容は同じです。再入場不可。ただしトークショーのみ再入場可です。
◎第二部 トークショー~山城知佳子の過去・現在・未来~
時間:18:50~20:00
出演:山城知佳子(美術家、映像作家)×新城郁夫(琉球大学教授)×仲宗根香織(写真家、「las barcass」雑誌編集主宰)×親川哲(小説家)×豊見山愛(沖縄県立博物館・美術館主任学芸員)
※「las barcass」別冊、特典映像《las barcass作家紹介 》2014年(33分)上映あり
チケット予約・お問い合わせ:098-941-8200(代表)
主催:文化の杜共同企業体
10167936_814177101967138_4863896612932655654_n 10575229_817570844961097_416489830647352668_o

【賛同人】『これからの写真』展(愛知県美術館)における鷹野隆大氏作品に対する愛知県警による不当介入への抗議

2014.08.19

『これからの写真』展(愛知県美術館)における鷹野隆大氏作品に対する愛知県警による不当介入への抗議に関して、編集メンバーの新城郁夫のメールアドレスと、HPの署名フォームからの賛同署名を募ったところ、144人の皆様からの賛同を頂きました。

 

改めて、ここに公表し、お礼とご報告とさせて頂きます。

ご協力頂きありがとうございました。
 
賛同人(順不同)
仲宗根香織(雑誌las Barcas)/山城知佳子(美術家、沖縄)/砂川敦志(映像制作)/井上間従文(一橋大学言語社会研究科教員)/新城郁夫(琉球大学教員)/村上陽子(文学研究)/嶋田美子(アーティスト)/坪井秀人(国際日本文化研究センター教授)/戸邉秀明(東京経済大学教員)/古家芽依/新井卓(写真家)/親川哲(会社員)/丸川哲史(明治大学政治経済学部教員)/土屋誠一(沖縄県立芸術大学教員)/麻生遥/石川竜一(写真家)/阿部小涼(琉球大学教員)/宮城潤/東琢磨(文化批評)/喜屋武盛也(沖縄県立芸術大学教員)/押川淳(『現代思想』編集部 )/松尾海彦/國吉宏昭/粟飯原文子(文学研究)/知花均(沖縄芸大准教授)/根間智子(美術家)/阪田清子(美術家)/髙木駿一(映像・映画制作)/豊嶋秀樹/高橋瑞木(キュレーター)/荒川医(美術家)/濱治佳(Cimarcas)/新田義貴 (映像ディレクター、ジャーナリスト)/柴田英昭(淀川テクニック)/尾形希和子(沖縄県立芸術大学教員)/矢野久美子(フェリス女学院大学教員・思想史)/住友文彦/近藤健一(森美術館)/細川葉子/五嶋英門/五嶋美予子/古野華奈子/イトー・ターリ (パフォーマンスアーティスト)/浅川志保/藤井光(美術家・映画監督)/鄭暎惠(大妻女子大学教員)/柿木伸之(広島市立大学教員)/安座間安司(美術批評)/松村美穂/志賀理江子(写真家)/石川直樹(写真家)/新城綾子(小学校教員)/松本美枝子(写真家)/本山謙二(文化研究、武蔵大学・早稲田大学非常勤講師)/宮田仁(編集者)/松宮硝子(美術家)/我部聖(沖縄大学法経学部教員)/崔真碩(広島大学教員)/須川咲子(Social Kitchen)/中村理香(成城大学経済学部准教授・文学研究)/池田鉄馬(那覇市民)/田仲康博(国際基督教大学教員)/川邉雄(RLL , sabacu)/小林純子(沖縄県立芸術大学)/横田和美/湖城里子(ネイリスト)/松屋直美/北城優/木村恒介(アーティスト)/當銘友紀/上田真弓/吉田明彦/大村智(航思社)/竹内万里子(京都造形芸術大学)/徳田匡/椎木静寧(美術家)/飯田志保子(インディペンデントキュレーター)/原田/森田具海/空里香/大杉浩司/浮田宗一郎/フジモリメグミ/相田悠希/板井仁/末吉初美/今井玲子/北里義之/海野高史/武藤隆(大同大学工学部建築学科)/青山勝(大阪成蹊大学)/岩名雅記(舞踏家/映像作家)/吉田裕(東京理科大学講師)/森仁史/平良亜弥(アーティスト)/渡真利哲(BOOKS Mangroove)/高橋大樹/張寰宇(留学生)/平井玄(地下大学)/田尻歩(一橋瀬長和子大学言語社会研究科)/佐藤泉(青山学院大学教員)/松川滋子/若林千代/瀬長和子/大田次郎/石川真生(沖縄在住 写真家)/菊池信之/岡田健一郎/黒岩裕市/関さなえ/佐久本佳奈/中村秀夫(中村秀夫アトリエ)/土井智義(沖縄大学地域研究所特別研究員)/大畑凜(学生)/青木耕平(一橋大学大学院言語社会研究科)/木村建哉(成城大学)/河西英通(広島大学)/宮澤光太朗/二階堂まち子/宮城公子(沖縄大学教員)/岡田有美子(明治大学大学院)/渡瀬夏彦(フリーランス)/上里エリカ/坂巻喜美子/三浦里美/真喜屋力/松田潤(一橋大学大学院生)/奥間勝也(映像制作・映画監督)

 

以上、128人

他に匿名・非公開希望、16人

 

総計 : 144人

【お礼とご報告】『これからの写真』展(愛知県美術館)における鷹野隆大氏作品に対する愛知県警による不当介入への抗議声明・賛同署名へのお礼と取り急ぎのご報告

2014.08.18

『これからの写真』展(愛知県美術館)における鷹野隆大氏作品に対する愛知県警による不当介入への抗議声明・賛同署名へのお礼と取り急ぎのご報告

 

今回、愛知県美術館で開催中の「これからの写真」展における鷹野隆大さんの展示作品への愛知県警の不当介入に対する抗議声明に賛同署名いただいた方々、そして関心を寄せていただいたみなさんに深く感謝申し上げます。

このお礼のご報告をもって、抗議声明への賛同署名活動をいちおう締めることにします。

 

この抗議声明プロジェクトへの賛同署名を、雑誌「ラスバルカス Las Barcas」も全面的に協力し、ホームページで募りました。短期間にも関わらず、90人を超す方々の声が寄せられました。もし差支えないようでしたら、同じプロジェクト抗議声明ということで、メンバーの一人である新城郁夫のメールアドレス宛にて賛同署名人となっていただいた方たちのお名前と肩書(いずれも非公開を希望された方のお名前と肩書きはもちろん伏せて)とあわせて、あらためて、このページで公開したいと思います。

むろんのこと、名簿が作成されましたら、すみやかに、愛知県警本部長さん宛に抗議声明文とともにお送りします。

 

今回の件で明らかになったのは、あやふやで不正確な「匿名の通報」をもとに、警察が恣意的にその権力を乱用し、表現の自由を侵害するこの国のあり方そのものです。

こうした流れは今や全体化していて、手のつけられないほどの惨状を呈していると感じられます。

 

では、どうしたら良いのか。

一人では、それこそ手も足も出ないと、ついつい無力感にとらわれがちです。ですが、誰かと共に声をあげられたら、あるいは、首を横にふれたら、あるいは黙ったままでもいいから認めていないことを表現できたら、もう何かが始まっていると思います。

どうやら、ひとつひとつ、徒労と思いながらでもやっていくしかないようです、休み休みで。

 

今回の抗議は、その意味で、何かあったら、みんなで即座に「ノー・否」と言う動きにの一つにはなれたかと思います。一人の人や一つの出来事への不正を見過ごしてしまったら、そのとき既に無数の不正が私たち自身を貫いていく。そんなことを考え、それだけは嫌だと痛感しています。

 

それでは、まずは取り急ぎのご報告とお礼のみにて、失礼します。今回は、本当にありがとうございました。

 

2014年8月18日

『これからの写真』展(愛知県美術館)における鷹野隆大氏作品に対する愛知県警による不当介入への抗議声明プロジェクト

鷹野隆大氏の展示への愛知県警の不当介入へ抗議と賛同の呼びかけ

2014.08.13

愛知県美術館で開催されている「これからの写真」展に展示されている鷹野隆大氏の写真作品について、

愛知県警が「わいせつ」だとして、展示内容を変更させられるという事態が起こりました。

このことにlas barcasとしても抗議し、署名を集めます。

賛同頂ける方は、下記の声明文を読んで頂き、フォームからの署名をお願い致します。

※署名は8月18日17時で締めきらせて頂きました。

ご協力頂きありがとうございます。改めて、ご報告致します。


抗議声明文

2014年8月13日

愛知県警本部長 木岡保雅殿

 

『これからの写真』展(愛知県美術館)における鷹野隆大氏作品に対する愛知県警による不当介入への抗議

 

今回、愛知県美術館で開催されている「これからの写真」展のなかの鷹野隆大氏の写真作品について、愛知県警が「わいせつ」として展示除外の圧力をかけたことは、表現の自由という基本的人権を侵害するものであり、私たちはこの事態を引き起こした愛知県警に強く抗議します。

 

展示されている男性ヌード写真に性器が写っていることを告げる「匿名の通報」をもとに不当な介入を行った愛知県警は、作品のどの点が わいせつであるかを説明する義務があります。そしてまた、わいせつとアートを弁別する指標と基準が、愛知県警においてどのように規定 されているかを明確にする説明責任があります。

 

問われているのは、問題とされた作品が、わいせつかわいせつでないかではありません。わいせつの具体的定義をも示さないまま、表現の 自由という私たちの基本的な権利を侵害し、警察が権力の乱用を行った不正こそが問題なのです。

 

愛知県警は、反省すべきです。何を反省しなければならないのでしょうか。それは、性器に囚われるあまり表現の自由を侵害する不正を恥 じることができなくなった愛知県警のあり方そのものをです。美術館をはじめとする、私たちの表現の自由が保障され実現されるべき場所 において、警察はその権力を恣意的に行使することを許されてはいません。

 

私たちは、今回の愛知県警による不当介入に強く抗議します。

 

『これからの写真』展(愛知県美術館)における鷹野隆大氏作品に対 する愛知県警による不当介入に抗議するプロジェクト

 


page top